IT系のビジネスマンなら読んでおきたいWEB会社のブログ5選

あなたは「社員ブログ」を読んだことはありますか?その名の通り、会社のコーポレートサイトなどで、社員たちが業務に関係あることやないことをさまざまに綴った自社メディアのことを指します。

就活生が読むもんだろと思っていた頃もありましたが、IT業界の中でも特にWEBの制作会社は個性的な記事を公開していることが多く、読んでみるとこれがなかなか興味深いのです。

今回は、IT業界のビジネスマンならばぜひ読んでおくべきWEB制作会社のブログを5社分紹介します。



ITビジネスマン必見!Web会社のブログ5選

IT業界に携わるビジネスマンなら、常にWebの最新動向は把握しておきたいものです。Web会社が発信しているブログはヒントが満載なので、定期的にチェックすることをオススメします。

ここでは、役に立つ情報を発信していたり、ユニークな記事を発信しているWeb会社のブログを5つ紹介します。

株式会社LIG 多業種にわたる飽くなき情熱

まずご紹介するのは株式会社LIG。台東区に本社オフィスを構えるWEB制作会社なのですが、その事業内容はサイト制作にとどまりません。

ゲストハウス経営・コワーキングスペース経営・Webクリエイタースクール経営・飲食店経営・地方創生への取り組みなどなど…おそろしいほど幅広いジャンルにて意欲的に活動し、そのエリアを今もなお拡大し続けています。

事業の幅広さ、そして熱量と同じく、LIGのブログコンテンツはとにかくボリューム満点!

骨太な記事が毎日何本もアップされているばかりでなく、「編集部おすすめ記事」「殿堂入り記事」「連載記事」など、日々蓄積されていく膨大な記事を閲覧者にきちんと読ませるカテゴライズ方法にも長けています。

肝心の記事内容はというと、さまざまな事業内容ごとの「○○とは」や、おすすめ情報の紹介、インタビュー、ツールのハウツーなど非常に多岐にわたり、どれもわかりやすくタグ付けされているので読みたい記事をすぐに見つけ出すことができます。

LIGの社名の由来は「Life is good」。それを体現するために、ジャンル・場所・手段を選ばずさまざまなことにまずは取り組んでみる!という挑戦的な姿勢が印象的です。何はともあれなんでも興味を持つことが大事、というビジネスマンにはなくてはならない視点に気付かせてくれます。

セミナー情報なども度々アップされるので、通勤中のちょっとした楽しみとしてこまめに覗いてみましょう!

株式会社つみき アプリ制作と映画への愛

株式会社つみきは、目黒にあるWEBサイトとアプリケーションの制作会社です。

映画好きなら知らない人はいないであろう国内最大級の映画レビューアプリ「Filmarks」の運用・開発会社であるつみきにとって、いい仕事というのは「誰かにめちゃめちゃ喜んでもらうこと」。

その想いがひしひしと伝わってくる社員ブログと、映画に特化したWEBマガジン「FILMAGA」を紹介します。

社員ブログには、ディレクションチーム・デザインチーム・コーディングチーム・アプリチーム・システムチーム・プロデュースチームそれぞれに属した社員による記事がアップされています。内容はWEB業界のトレンド、ハウツー、技術コラム、読書レビューなどなど。

思うに、WEBに精通している(つもりの)IT系ビジネスマンでも、アプリについてじっくり考える機会は意外と少ないのではないでしょうか?

アプリ開発者の視点で書かれた記事を読むことで、日々の業務に活かせる新しい気付きがあるかもしれません。

意識高そうなことを言いましたが、ここでちょっとひと息つきましょう。FILMAGAはつみきの運営する「いい映画と出会えるWEBマガジン」。映画にまつわるキュレーションメディアと言ってしまえば「あぁ、よくあるやつね」と一蹴されてしまいそうなのですが、ここ、おすすめ映画のカテゴライズがちょっと変わっているのです。

たとえば夏に楽しめそうなものを挙げてみると、「水中の生き物に思いを馳せる映画17本」「絶叫サメ映画15本」「金魚が印象的な映画8本」「リメイクされた名作ホラー映画24本」「思わずビールが飲みたくなる映画13本」などなど…

FILMAGA編集部や、映画分野を得意とするライター陣による渾身の記事は、いずれも読みごたえたっぷり。映画好きビジネスマンのみなさん、今週末に観る映画はこれを読んで決めてみては?

面白法人カヤック 「面白い」のプロになれ

鎌倉を拠点とし、WEBサイトを中心にさまざまな「面白コンテンツ」を生み出している面白法人カヤック。

「ものごとをなんでも面白がること・面白い人になること・誰かの人生を面白くすること」を信条に、脳のどの部分をどう使えばそんな企画が思いつくんだ…?と気が遠くなってしまうような、奇抜で魅力たっぷりのコンテンツを多数世に送り出しています。

そんなカヤックのブログも非常に個性豊か。現在は以下の5つのブログを読むことができます。

  • 代表取締役が会社のことや思ったことを綴る【面白法人カヤック社長日記】
  • 社員が休日に作ってみたWEBサイトや電子工作品を紹介する【面白法人カヤックのつくってみたラボ】
  • デザイナーがコンテンツ制作にまつわるハウツーを紹介する【KAYAC DESIGNER’S BLOG】
  • エンジニアが日々の開発記録を綴る【KAYAC engineers’ blog】
  • 人事部がさまざまな取り組みや考え方をオープンに語る【カヤック人事部が考えていること】

個人的なイチオシは「KAYAC engineers’ blog」です。

よくある「おすすめツールまとめ」的なライトな内容に留まらず、カヤックのエンジニアたちが思ったことや取り組んだことがすさまじい熱量で綴られており、正直、いち会社員の私にはまるでわからんものも多々あります。

しかしプログラミングというのはデザインや芸術とは違い、なんらかの定義や式に基づいて構成されるもの。要は、調べたり学んだりすれば必ず理解できるのです。

エンジニアがなぜこんなにも興味深そうに語るのか。面白そうに取り上げるのか。そのわけを探ることで、WEB業界のもう一階層深いところへと潜り込めるような気がしています。

株式会社インフォバーン マーケター必見

文化の発信地・渋谷に本社を置く株式会社インフォバーンは、WEBコンテンツのマーケティング戦略を得意としています。

インフォバーンの仕事は「企業の想いをコンテンツに変換して、多くの人に届けること」。WEBを通じたコミュニケーションを追求するインフォバーンのブログには、その過程で彼らが気付いたこと、大切にしていることがぎっしり詰め込まれています。

セミナー・カンファレンス・ワークショップなどの参加レポートというのは、ともすれば単なる個人の感想メモになりがちです。

しかし、インフォバーンのブログにアップされている各種レポートは、イベント内容が非常にしっかりまとめられているのが嬉しいところ。

見聞きしたものを自分なりの解釈を込めてアウトプットするには、そもそも第一段階のインプットが正しくできていなければいけません。なにやらためになりそうなセミナーがあれば積極的に参加することにしている私ですが、参加時の姿勢というものを今一度考え直すきっかけになりました。

ベテラン社員の記事はもちろんのこと、若手の新入社員による記事のクオリティにも驚かされるばかり。マーケティングやブランディングに携わるビジネスマンはこれを読んで、彼らがものごとのインプットにかける真摯な情熱を浴びてみるべき!きっと良い刺激になります。

サングローブ株式会社 集客・SEO対策の広く深い知見

最後に紹介するのは、西新宿にオフィスを構えた「サングローブ株式会社」。2019年夏現在、創立わずか5期目にして6,000社以上もの制作実績を誇るという、他の追随を許さない速度で成長し続けるWEB制作会社です。

サイトデザイン・テキストのライティング・写真撮影といったすべての工程をワンストップで提供しており、丸ごとおまかせしたとしても、非常にクオリティの高いWEBサイトを作ることができる点が大きな特徴のひとつです。

サングローブの社員ブログではWEB制作にまつわるさまざまな記事を読むことができますが、中でも熱がうかがえるのがSEO対策について。

SEO対策というのは「検索エンジン最適化」を示す言葉です。なにやら難しそうですが、要は「自分のWEBサイトがインターネット検索結果の上位に出てくるようにするために色々やるよ」という取り組みのことで、サングローブはこれを得意としています。

より効果的なSEO対策とはどのようなものかを、わかりやすく、かつ専門的に綴った記事の数々は、初心者から業界人まで誰が読んでも学びの多い充実した内容になっています。

昨今、ただカッコいいサイトを作りさえすればお客が来る…なんて甘くはいきません。よりたくさんの人目に触れることで、さらなる成長のための課題を見出すことができるのがWEBサイトというもの。

サングローブのブログを読むことでSEO対策についての正しく幅広い知識を身につけて、世の中のWEBサイトがどのような仕組みのもとに存在しているのか、考えを巡らせてみるのもいいかもしれません。

おわりに

会社の想いや将来像といった抽象的なアレコレは、社員という生きたフィルターを通すことで実体を持ちます。

自分とは違う環境で仕事をしている人たちには、世界がどのように見えているのか…なんて言ってしまうと大げさですが、きっと思いがけない気付きがあることでしょう。

今回紹介した各社のブログをはじめ、色んな記事を読み漁って視野の広いビジネスマンを目指しましょう!