人は見た目が大事!デキるビジネスマンが守るべき9つの習慣

「人は見た目じゃない」という言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。たしかに内面を磨くことは大切ですが、ビジネスマンはその言葉をうのみにして、外見に対する意識を希薄にしてはいけません。

見た目の印象が、仕事の成果に大きく影響を及ぼすこともあるからです。そこで今回は、優れたビジネスマンが守るべき9つの習慣を詳しく紹介します。



見た目で差をつける!できるビジネスマンが守る9つの習慣

商談やプレゼン、接客などをはじめとして、ビジネスのシーンでは短時間で自分の良さを印象づけなければならない機会がたくさんあります。しかし、急いで言葉で次々とアピールしても、相手の理解や関心が追いつかず、期待どおりの結果にならないことが多いです。

それに対して、第一印象は初めて会った瞬間から後々の関係構築においても相手の感情に残り続けます。したがって、他のビジネスマンと見た目で差をつければ、仕事において有利にはたらくのです。

つまり、できるビジネスマンになりたいなら、外見の印象を良くする方法を考えるのが近道ともいえるかもしれません。そう言われても、おしゃれのセンスがなければ成功しないと思う人もいるでしょう。実際はそういうことではなく、髪型やスーツなどに関する9つの事柄を意識し、習慣として守っていくだけで効果を見込めます。

1、髪型は清潔感を意識する

体のパーツのうち、髪は露出しているうえにアレンジしやすい部分です。そのため、印象を良くするために工夫するべき重要なポイントになります。だからといって、無理に流行に合わせたり、目立つ髪型をしたりする必要はありません。

ビジネスで信用を得るコツは、常識のある誠実な人物であると思ってもらうことです。のび放題になっていたり寝癖がついていたりすると、そのような人物像からかけ離れた印象を持たれてしまいます。言い換えると、仕事をするときは清潔感のある髪型を心がけることが非常に重要だということです。

基本的には、サイドやえり足は短めにカットして、前髪も眉毛や目が隠れない長さにする必要があります。色は黒もしくは落ち着きのある暗いカラーにしておくのが無難でしょう。

しっかりと固める必要はありませんが、カジュアルすぎる雰囲気が出ないように、毎朝ジェルやムースを適度に使って整えるとすっきりした印象になります。

2、スーツはオーダーメイドでジャストサイズを着る

スーツの着こなしに気を使うことも大切なポイントの一つです。いくらグレードの高いものを選んでも、自分の体に合っていなければ、みすぼらしく見えかねないので注意しましょう。

印象を良くしたい人はデザインを重視しがちですが、まずはスーツのサイズにこだわってフィットするものを選ぶことが大切です。たとえば、肩幅のサイズが大きすぎると、ラインが下がり気味になって不安そうに見えるのに対し、きちんとサイズの合ったものを選べば堂々とした印象になります。

とはいえ、既製品のなかから、すべての部分がジャストサイズのものを探し出すのは難しい場合もあるでしょう。そのため、オーダーメイドで自分にぴったりなスーツを作るのが得策です。

サイズに気づかうことを習慣にすると、いつも心地よい一体感を得られますし、自分だけのスーツを着ていることに誇りを感じて自信を持つことも期待できます。その結果、頼りがいのあるビジネスマンに見えやすくなるでしょう。

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3、スーツは定期的にクリーニング

ビジネスマンの外見の面積のうち、最も大きな割合を占めるのはスーツです。そのため、日々のブラッシングなどのケアに加えて、クリーニングに出すことも重要になります。

生地の色や素材にもよりますが、シャツなどと比べると、スーツの汚れやシワは目立ちにくいのが一般的です。それでも、使い続けていると次第に状態が悪くなっていくので、定期的なクリーニングは欠かせません。

クリーニングをすると、汚れが落ちてきれいになるだけでなく、パリッとした仕上がりになるので爽やかな印象を与えやすくなります。

いつも着ていると自分から見えない部分にシミやシワができている場合もあるので気をつけましょう。また、自宅でチェックをして汚れが少なくても安心してはいけません。光の加減が異なる職場や取引先では強調される場合もあるからです。

クリーニングに出すことを習慣にすれば、これらのリスクを避けられます。

4、汚い靴はNG!きれいに手入れをした靴を履く

できるビジネスマンは足元の見た目の重要性を理解しています。相手の視界に入りにくいから気にしなくて構わないと考えるのは間違いです。

「おしゃれは足元から」とよく言われるように、意外とチェックされていることも多いため、汚い靴を履くのはやめておきましょう。たしかにスーツのように常に見られているわけではありませんが、だからこそ気配りを欠かさないことが重要になるのです。

足の先まで妥協せずにきれいに手入れをしているという事実が、品格を感じさせる効果を生み出します。

ビジネスシーンでよく履かれている一般的な革靴の場合、日頃はブラシで汚れを落とすだけでも良いですが、月に1度は革用のクリーナーで拭くようにしましょう。さらに、革を保護するクリームも塗っておくと安心です。

それでも、なかなか落ちない汚れがつくアクシデントも起こりうるので、少なくとも2足以上はビジネスシーンに合った靴を用意し、ローテーションで履き替えられるようにしましょう。

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5、ファッション小物も手は抜かない(ネクタイ・ベルト・靴下)

ファッション小物も他人の目を引きやすいポイントです。同じスーツを着ていてもネクタイやベルトの選び方によって雰囲気が変わりますし、同じ靴を履いていても靴下によって足元の印象は変わります。

ワンポイントのおしゃれとして明るめの色を取り入れたり、スーツや靴を引き立てるためにシンプルなものを選んだりするなど、いろいろなコンセプトのコーディネートが可能です。その分、他のビジネスマンに差をつけやすい部分だといえます。

難しく感じるなら、慣れるまでは統一感を重視すると良いでしょう。たとえば、ネクタイとベルトを同じ色合いにそろえるだけでも、縦のラインに統一感が出てスマートな印象を与えやすくなります。

また、取引に行く予定があれば、相手の企業のイメージカラーなどを考慮するのも一つの手です。いずれにせよ、ファッション小物を選ぶときも油断しないようにしましょう。

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6、ビジネスバッグで自分のこだわりをアピール

ビジネスバッグは資料などを入れる大切な役割があるのと同時に、ビジネスマンの見た目の印象を左右する重要なアイテムでもあります。社外で顧客に会ったり取引先を訪れたりするときに、必ず相手の視界に入るといっても過言ではないからです。

一口にビジネスバッグといっても、非常に多くの種類があり、商品ごとにそれぞれ仕様が異なります。容量や機能性などに関して気に入ったものを選ぶのが一般的ですが、自分のこだわりをアピールする効果も考慮しておくことが大事です。

たとえば、革素材のものは高級感があるので、上品さを大切にしている印象を与えたい場合に向いています。また、収納ポケットが多いものを便利に使いこなしていると、効率を重視する器用なタイプだと思ってもらえるでしょう。

ただし、重要な商談の際にカジュアルなナイロン製のものを持っていくなど、TPOを無視した選び方をしないように注意しなければなりません。

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7、体臭にも気をつける

嗅覚からの情報も印象の良し悪しを決定づける要因になるので、自分のニオイにも気を付けなければなりません。嫌な体臭を放っていると不潔な人物と見なされてしまい、いくら清潔な外見をしていても意味をなさない恐れがあります。

社外だけではなく同僚から敬遠されてしまうケースもあるでしょう。したがって、できるビジネスマンになりたいなら、見た目と関連付けてニオイの対策をしておくこともポイントです。

毎日しっかり体を洗うことはもちろん基本ですが、汗をかいて雑菌が繁殖すると体臭の原因になるので、特に夏場や外回りの多い方はこまめにハンカチなどで拭きとって、制汗剤も利用するのがいいかもしれません。

スーツやシャツにニオイが移る場合もあるため、衣類に使える消臭スプレーも携帯しておきましょう。また、肉類をよく食べたりお酒をよく飲んだり、あるいは煙草をよく吸ったり、といった生活習慣は体臭を強めるといわれているので見直す必要がありそうです。

8、口臭もチェックする

口臭で迷惑をかけないことも、できるビジネスマンの条件です。少なくとも人と対面して話す機会がある仕事なら、自宅だけでなく出勤後も可能な限りケアするように心がけましょう。

昼食後の歯磨きを欠かさないのはもちろんですし、口内が乾燥しないように水分の補給もしなければなりません。口臭を生み出しやすいコーヒーやタバコを控えることも大切です。

それでも慢性的に臭うなら、口内環境の改善に取り組んで、根本的な対策を行う必要があります。成果が見られない場合は、口臭外来を行っている歯科を利用することも検討しましょう。

取引相手に良い印象を与えたくて、事前にいろいろな工夫をしても、いざ商談を始めたときに不快な口臭を放つと台無しになります。そのような困った事態を防ぐためにも、印象をチェックするときは、見た目とセットで口臭も確認することを習慣にしましょう。

9、お肌も身だしなみのひとつ!最低限のスキンケアで清潔感を

ビジネスマンの身だしなみは、スーツなど着用するものだけを指すのではありません。スキンケアによって、肌のコンディションを良くしておくことも含まれています。

肌が美しいと清潔に見えやすいですし、プライベートでも自己管理をしっかり行っているという印象も持ってもらえるでしょう。さらには、ビジネスにおける管理能力の高さにまでイメージがつながることも期待できます。

美容を趣味にするほど時間や労力をかける必要はありませんが、最低限のスキンケアは日常的に行うようにしましょう。

朝と夜に、まず洗顔料を十分に泡立てて顔を丁寧に洗います。ぬるま湯ですすいでタオルで拭いた後、化粧水をつけて浸透させ、最後に乳液を塗るのが基本的な流れです。脂性であればオイルの入った化粧品は使わないなど、自分の肌質を考慮して調整できるようになりましょう。

見た目は内面にも影響を及ぼす!9つの習慣を身につけよう

もちろん、どんな場面においても見た目がすべてということはありませんが、できるビジネスマンは外見にも気を使うことでセルフイメージを良くすることができ、自分に自信を持てるという効果も得られそうです。

つまり、見た目を良くすることには相手にいい印象を与えるだけでなく、自信にもつながり、一石二鳥のメリットがあるということです。上記の9つの事柄は並行して習慣にできるものなので、どれに対しても意欲的に取り組んでみましょう。