持ち運べるホワイドボードというコンセプトの文具、ヌーボード(nu board)が予想以上に便利でした。
紙に書くよりも手軽で、消すのも簡単。メモ利用から、ToDoリスト、マインドマップなど、アイデア次第で色んな使い方が出来ます。
ここでは、nu boardの特徴から使い方、活用法、口コミなどをまとめました。
nu board(ヌーボード)とは
ホワイトボードを自由に使いたいというコンセプトから誕生した、ノートやメモ帳のように持ち運びの出来るホワイトボードが、このnu board(ヌーボード)です。
nu boardの特徴
- ホワイトボードのように書いたり消したりが可能
- さらに書いたり消したりが出来る透明シートをホワイトボードの上から被せられる
- 様々な用途に活用できる
- 製品バリエーションが豊富
- キングジムのショットノートと連動した製品もある
- 製品によって消去可能日数が異なる(およそ3~10日)
- 消えなくなった場合は、市販のホワイトボードクリーナーやアルコールを含むウェットティッシュで消去可能
- 特殊印刷技術を駆使した日本製
- 欧文印刷(株)が販売
nu boardの特徴は、ざっくりと上記のようになります。
なかなか使用感がイメージしづらいと思いますが、簡単に言えば、ホワイトボードをノートしたものです。
さらに、その上に透明シートが挟まれていて、これにも書いて消すことが出来ます。だから、ホワイトボードに書いたものを消さずに、透明シートの上から追記をすることも可能です。
簡単なメモはもちろん、毎日のToDoリストや、少人数の打合せや会議の進行にと、非常に幅広い用途に活用できるのが魅力。一度使うと、あまりに便利で手放せなくなること間違いなしです!
nu boardのメリット・デメリット
nu boardを利用するメリット・デメリットをまとめました。
メリット
- 当たり前だけど、簡単に書いて消せる
- 透明シートがあることで、上から重ねて書くことができる
- 透明シートがあるので、他の紙にインクが移らない
- バンド付きが地味に便利。パカパカ開かない
- メモ帳、ノートの無駄な使用量を減らせる
- nu board用のペン先極細(0.6mm)ホワイトボードマーカーあり
nu boardの良いところは、何といっても透明シートが綴じ込んであることです。ホワイトボードに書いた文字やライン、表などを消すことなく、上から書き込めるのが本当に便利です。
ちょっとしたメモや、残す必要のない内容をnu boardに書くようにすることで、紙のノートやメモ帳の使用量を激減させることが出来ます。
デメリット
- 放置すると文字が消えにくい(ウェットティッシュやエタノールで解消可)
- ちょっと重い
- ページ数がもう少し欲しい
nu boardの大きなデメリットとしては、放置すると文字が薄っすらと残ってしまうことです。
これに関しては、アルコールタイプのウェットティッシュで拭くことで、完全に消し去ることが出来ます。1日の最後にウェットティッシュで消しておけば、翌日はまっさらな状態から、気持ちよく書き込むことが出来ます。
nu boardの使い方・活用法
nu boardを使用している方が、どんな風に活用しているのか、nu boardの2つの特性を活かした使い方を7つご紹介していきます。
ライブ感を活かしたnu boardの活用法
デジタル化が進む現代で、資料は「データとして用意されたもの」であることがほとんどです。
しかしビジネスマンとして常に心に留めておきたいのは、プレゼンテーションの本質は「コミュニケーション」であるということ。考えを伝えるうえで、聞いている側の理解のスピードに合わせて柔軟に説明を展開していくことも重要です。
nu boardの最大のメリットは、いつでもどこでも「ライブ感」のあるプレゼンの場を用意できることにあります。
nu boardを使用している方が、実際にどんな風に活用しているのか、代表的な使い方を紹介します。
商談・プレゼンテーション
「どこでもホワイトボードを用いたプレゼンテーションができる」というのはそれだけでも大きな魅力ですが、さらにこのnu boardを便利にしているのが「クリアシート」の存在です。
もともとホワイトボード上に用意していた図に、説明しながら書き込んでいくことはもちろんですが、たとえばクリアシートだけ用いて、紙の資料の上から図解を書き込んでいくなど、幅広く活用することが可能です。
ビジュアルに強く訴えかけるnu boardの特性をうまく引き出すことで、プレゼンの印象が大幅に向上するはず。
ブレインストーミング
「もともと用意していた考えを伝える」という点においても有効なnu boardですが、ビジュアル的に「考えを整理していく」という面でも非常に強力なアイテムとなります。
自分自身の考えをマインドマップ化していくことはもちろんですが、もっとも効果を発揮してくれるのは「方向性のまだ定まっていないミーティング」の場面。
たとえばブレストのような形で、次々に意見を付箋の形でボードに貼り付けていき、あとからクリアシートを用いてカテゴライズしたり、フロー化して整理したりすることもnu boardを活用すれば容易に行うことができます。
図面を用いた打ち合わせ
打ち合わせの際に、ほとんど同じ図面のAパターンとBパターンを比較したいときなども、わざわざ消してまた書く、という手間なく、シートを被せるorめくるという操作だけで、簡単に比較することが可能です。
あらかじめベースとなる図案を用意しておき、その上からさまざまなアイデアを書き込んで比較・修正をしていく、という使い方にも最適です。
保存性を活かしたnu boardの活用法
「ライブ感」と相反する要素として、「保存性」というものがあります。その場その場でフレキシブルにコミュニケーションを展開していくことと、ひとつひとつアイデアを形に残していくこと、というのは通常相反する要素ですよね。
nu boardの優れている点のひとつは、上記のようにライブ感を重視しながらも、それをその都度データとして残すのが容易であるということです。
EvernoteやSHOT NOTEと連携することで、ボード上の日付やナンバリングを反映した形でデータ化することができます。
打ち合わせ内容の記録
スマホが普及し、アプリにメモを記録することが一般的となっても、コミュニケーション中にスマホを操作するというのは相手に不快感を与える可能性もあります。
nu boardに一旦タスクやスケジュールを書き込み、あとで撮影して整理する、という流れであれば、先方に違和感を与えることなく、スムーズに打ち合わせ中のメモをデータとして残すことができます。
データ化したファイルを、クラウド上で共有すれば、タスク内容も一目瞭然です。
スケジュール・タスク管理
視認性が高く、容易に修正可能なnu boardは、アイデアやタスクをまとめるメモ帳としても有効です。
中でも方眼や罫線、週間・月間スケジュール、To Doなど、7種類のフォーマットを備えた「nu board TCN32」なら、メモ帳としてのあらゆる機能をカバーできます。
タスク管理をnu boardにすることで、間違いなくメモ帳の消費をかなり削減することが出来ます。
メモ帳として使う
nu boardの最も一般的な利用法は、メモ帳としての使い方でしょう。ペンで紙に書くよりもストレスが無いので、とにかく、思いついたことをどんどんメモしていくことが出来ます。
書いて消して、繰り返し利用が出来るので、ペーパーレス化を後押ししてくれます。
掲示板として
デジタル面での保存はもちろん、物理的に書いたものを残しておけることもnu boardの特長です。
自分へのリマインドや、周知しておきたい共有事項・伝言など、現実の空間に情報を掲示しておくことが可能です。ビジネスの場面はもちろん、家庭でも有効に使えそうですね。
nu boardの口コミ
実際にnu boardを使用している方の口コミを集めました。
仕事のタスク管理に最高
バタフライボードと迷いに迷ってnu boardを買いました。両方使ったわけではないので、比較はできませんが、nu boardの使用感には十分満足しています。
本来の使い方以外にも、クリアシートの下に資料を置くことで、商談の際に資料へ疑似的に追記出来たりと、アイディア次第で色々と活用できると思います。
キレイに消えないという口コミが多くありましたが、デスクに備えているアルコール除菌で一拭きすれば、めっちゃキレイになります。
会議中に席を立たずに、ホワイトボードを利用できる
数人の会議の進捗をまとめるのに、誰か一人がホワイトボードの前に立っているという状態を無くせるのが、nu boardの利点だと思います。
nu boardを囲める範囲の人数であれば、席の立ち座りがなくなり、集中して会議を行うことができます。
デジタルが苦手な人のペーパーレス化に
はじめはipadをメモ代わり使おうと思ったのですが、私にとっては想像以上に使いにくく断念。何かいいツールは無いものかと探しているなかで、nu boardに出会いました。
残したいメモはスマホで写真を撮ることで対応しています。デジタル化という意味では不完全かもですが、自分にとってはこの使い方がしっくり来たという感じですs。
nu board販売店
nu boardは全国の文具店などで購入が可能です。公式サイトで、取り合い店として掲載されていたのは、以下の店舗になります。
通販ショップ
実店舗
- 銀座 伊東屋
- 丸善 丸の内本店
- 東急ハンズ(店舗による)
- 渋谷ロフト
- コーチャンフォー(店舗による)
実物を見てみたいという方は、直接店舗に問い合わせをしてみて、取り扱いがあるかどうかを確認してみて下さい。
nu boardのラインナップと価格
nu boardのラインナップは、A3判・A4判・新書判・FMEなどのサイズ違い。
さらに、デジタル化が出来るショットノート対応のもの。スリムタイプのnu board LIGHT。
ジャバラ型にすることで、A4判4枚をコンパクトに持ち歩ける、nu board JABARANなど、ラインナップはかなり豊富に揃っています。
主なnu boardの価格
nu boardA3判 | 3,800円 |
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nu boardA4判 | 2,600円 |
ショットノート対応nu boardA5判変型 | 2,600円 |
nu board LIGHT | 1,380円 |
nu board JABARAN | 2,000円 |
まとめ
nu boardの魅力は「ライブ感」と「保存性」の共存にあります。この性質を活かせば、ここにある基本的な用途以外にも、いろいろと応用を利かせることができるでしょう。
ホワイトボードなので、気軽に消せるため、書くという行為のハードルを下げてくれますし、わざわざ紙を使って書くまでも無いと思ってしまうことでも、nu boardがあれば、ちょろっとメモっておくことが出来ます。
アナログ派もデジタル派も満足できる、完成度の高い持ち運べるホワイトボード。気になる方は、試してみてはいかがでしょうか。